マラソンやトライアスロンのトレーニングの一環として、トレイルランを取り入れたいと以前から考えていた。目的は脚力の強化、体幹バランスの強化、左右差の解消、マンネリ防止、等々。もちろん山やトレイルラン自体にも興味あるので、いずれはやってみたいとも思ってたし。
しかし、沖縄は小さな島であるが故、大きな山はない。こと中南部にいたっては山と呼べるような場所自体がほとんどない。名護〜ヤンバルまで行けばそれなりにあるようだが、毎回そんなとこまで足を運ぶのも面倒。近場で探すのは無理かと思っていましたが、いろいろ検索してブログ等を拝見したところ、この石川岳ならなんとかコースとして使えそうかと。
とはいえ標高はわずか204m、登山コースの距離も3km。所要時間3時間とあるが、そんなに掛かるわけないやん!こんなショボイコースじゃ2〜3周しないとトレーニングにはならん!と思っていたのだが・・・。
11/27(土)、妻と連れ立って石川岳へ行ってみました。彼女もトレイルランには以前から興味があったということなので。そういえば乗ってる車の名前も・・・って関係ないか。初めてでどんなコースなのかもわからないので、今回は安全そうな場所のみ走って、あとは写真撮ったりしながらノンビリ行けばいいってカンジ。
R329の石川の駅?のすぐ先、住宅街の間を山の方に進んで行くと、程なくして石川少年自然の家。ただ、かなり急で長い坂道を登るので、いずれチャリで訪れるようになったら、まずココでヘバって、入山前に休憩が必要になりそう。
石川少年自然の家は駐車場が狭いのに、この日は車がいっぱいで停めるのに難儀した。で、上のほうへ登っていってコースマップの看板を見てると警備員さんが現れ、入山手続きしてくれとのこと。管理事務所で名簿に名前を書いて、管理人の詳しい説明を受け、いざ出発。建物の間の狭い通路を通って階段登って、それからえ〜っと・・・ってここが一番迷い易いポイントなんじゃ?(笑)
登山道入り口から入ってすぐは、up/downがかなりキツイ。いきなり「息切れの坂」とか名付けられてるし。張ってあるロープを手繰らないと登れない箇所も。もちろん走るのは不可能・・・そう、忍者と呼ばれる者たちを除いて。
「涼風の森」までくると道も平らになる。このあたりは軽くRUNしてみる。新鮮で楽しい。しかし景色の良いポイントや見頃の草花の名前などを管理人さんに詳しく説明していただいたのに、全然見てない(汗)この辺りからは、お隣の屋嘉岳が一望できる(らしい)。それでもボロボロの木とかショウベンの木などの気になる木の名前を覚えつつ爆進。たまに急斜面でロープが張ってある下りなどは当然慎重に。
以下、この日の写真を羅列。
途中からは「神秘の流れ」と名づけられた沢に沿って下る形に。まぁこの名前もまんざら大げさとは感じられないような、神秘的な雰囲気がある場所です。ご近所にこんな場所があったとは・・・。沢の水と緑に囲まれて、気温もグッと低くヒンヤリしてます。水深は概ね10cm未満だが、たまに滝みたいになってるとこはそれなりに深かったりする。と言っても1mちょいだろうけど。でも冬場に落ちたらシャレにならん。
ここも走るなら足は濡れるだろうから、冬場はちょいキツイかなぁ。岩はコケ蒸してるようだが、意外とザラザラしていて全然滑らなかった。
「ターザン広場」と呼ばれる、少しだけ開けたとこで休憩&ブランコして遊ぶ。子供に戻れる瞬間。
沢をひたすら下っていく。途中で川が合流し、少し大きくなる。最初はアメンボなどの昆虫しかいなかったが、水量が増えてからはごく僅かだが小魚の姿も。いわゆる「フゴッチョ系」のやつらやね。こんなとこで生命を繋いでること自体が脅威的。
沢は最後に「友愛の池」という、何ともタイムリーな(やや機を逸したか・・・)名前の池に突き当たる。ここは池と言ってもダム。人工的に堰き止められてできた水溜りです。
道は友愛の池からグッと折れ曲がって山頂を目指す。まずは「無言の坂」と呼ばれる、そのものズバリの急斜面を登る。当然、ロープを手繰っていく。その先、道は歩き易くなるものの傾斜はキツイまま。トレランするなら最後の難関となりそうなポイントが続く。
山頂直前、2グループとすれ違い、挨拶。反対ルートから来た人たちやね。コース脇の木に「イノシシ注意」の看板が。と、その直後に、近くの茂みの中から間違いなくイノシシと思われるブヒヒぃというケダモノの低い呻り声が。ビビッて前を歩く妻を突き飛ばして庇いながら小走りに逃げようとしてしまいました。
そして登頂。まぁ登山とは言えないような低い山ですが、それでも達成感を味わえる瞬間。山頂からは西海岸と東海岸が両方見えます。沖縄にもっと山があったら、もうずっと前から行くようになってただろうなぁ。
山頂から、自然の家までは距離は短い。「尻もち坂」と呼ばれる、ちょっと急な下り坂があるのがキツいくらいで、程なくしてスタート地点の登山道入り口へ戻ってくる。終了〜。
僅か3kmとはいえ、1時間50分掛かってます。まぁ今回は初めてでコースもわからんし、写真撮ったりブランコで遊んだりもしてるので当然。全力で走ってどれくらい掛かるか、次は計測です。慣れたら2周やね。ただし下り坂でコケて怪我しないようにしないと・・・。本当はもっと高山っぽく開けた場所でやるべきなんだろうけど、まぁ沖縄という土地柄、贅沢は言いますまい。
以下、備忘録として、気づいた点を羅列。初めて行かれる方の参考にでもなれば。
<注意点>
・距離は3km、所要時間約3時間と謳われているが、ノンビリ行くと本当にそれくらいかかりそう。ペットボトル飲料等、持参必要。
・道が獣道っぽくてわかり辛い箇所が多いです。一歩コースを外れたら、こんな小さな山とはいえ迷う可能性あり。
・けっこう険しい箇所も多いです。沢などで足滑らせて怪我→歩けなくなる可能性も考えられます。
・ってことで、登るときは少年自然の家にある事務所で必ず入山手続きを(実際、遭難事故も起きてるようです)。
・イノシシが出るようです。姿は見えなかったけど、ブヒヒヒヒという低い呻り声を確かに聞きました。
・デカイ蚊が大量に寄ってきます。必ず虫除けスプレーしてから入山すべし。
・管理人さん曰く「ハブが山中で見られたケースは過去にはない」そうです。が、可能性ゼロではないので、一応注意とのこと。