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◆ことの始まり◆
昨年の夏、会社の同僚のチビからこの大会の話を聞きました。身体の小さな女の子だが、トライアスロンに出たと聞いて驚かされました。っていうかちょっと感動した。普段はヘラヘラしてるコだけに余計に感動した。 ◆大会当日◆
<写真1>舞台となる「海中道路」。完全フラット直線コース。
朝4:00時に起床、スタートが8:00なのでこれくらい前には起きて食事を済ませている必要がある。 <SWIM> 750m × 2周 = 1.5km SWIMコースは海中道路の真ん中、あやはし館のすぐ隣のビーチにコースが設営され、ここを時計回りに2周する。− 1周目 − ある程度の深さになるまで水辺をバシャバシャと走り、海にダイヴする。スタート直後は当然バトルとなる。 前の選手の手の掻きで顔をやられました。まぁ自分も同じように他の選手のジャマになってむかつかれてただろうけど。ただ、人数がそれほど多くなかったのと、前のほうに陣取っていたためか、バトル状態はそれほど長く続かなかった。最初のコーナーのときには既に隣の選手との間に十分な間隔があったし、前後の集団とは多少距離が開いていた。 隣の選手と競り合ってるうちに1周目の終わりが近付く。腕の掻きのストロークを大きくすると、競っていた選手を引き離すことができた。 − 2周目 − 一旦水から上がり、自分のゼッケンNoを係りに告げながら再度入水。先頭を見ると、それほど差は開いていないようだ!とはいえ、後ろからもヒタヒタと集団が迫ってきている気配が感じられる。後半に入り、後ろにチラチラ見えていた赤いキャップの選手に抜かされる。この赤いキャップはリレーの選手だ。だったらまぁ抜かされても仕方ないか。前方はだいぶ水をあけられている模様。前に選手がいないと方向感覚がわからず、ロープに激突しそうになること数回。ロープと一定の距離を保ってひたすら独泳する。 水深が一気に浅くなる。行ける所まで泳いで行き、立ち上がる。 係りに自分のNo.を告げると、放送席にも「35番!!」と大声で伝えられる。 放送席:「35番、ゾンさん頑張ってください」 その声を受けて、トランジットへ向う。 - Transit 1 - 砂浜を駆け上がり、バイク置き場へ向う。バイク置き場は道路の反対側にあるため歩道橋を渡って移動。歩道橋の上から下の道路を見たときトップの選手がバイクで出て行くのが見えた。やはり、まだ差はそれほど開いていない。歩道橋を降りてコンクリートの上を走るときは足の裏が痛かった。バイク&ラン用の服装に着替える。着替える必要のない選手はソッコーでバイクに乗って出て行く。ここでのロスはけっこう大きかったかも。そしてバイクコースへ飛び出していく。時刻は俺の時計で9:40。 <BIKE> 10km × 4周 = 40km バイクコースは、海中道路の与那城側の起点〜平安座地区の折り返し地点までの1周10kmのコースを4周する。− 1周目 − スタート早々から次々と後続に抜かされていく。俺はどうも3種目の中でSWIMだけ平均以上の力があるようで、この時点で周囲にいる選手は俺より実力が上の人ばかり。よって、こんなことになってしまう模様。与那城の交差点、つまり海中道路の起点でUターン。速度を一旦落とす必要がある。が、その後一気に加速するときが気持ちいい。風が西寄りだったため、Uターン後は追い風となる。予想外のスピードで走ることができた。途中2箇所あるup/downはそれほど苦にはならなかった。前を行く選手を捕らえることもしばしば。 平安座地区で再度Uターン。ここでも後方を確認して速度を十分に落とす。その後は向い風、しばらく苦しい状態が続く。そういえば給水ポイントはどうなってんだろか?給水ポイントらしきテントはあるが、あれはラン用なのか?それとも自分から取りに行かないとダメなのか?あと、水と塩しか用意していない、みたいなことを言っていたような。少し先のことが心配になり始める。 − 2周目 − 与那城で折り返してしばらく行ったところで1人の女性選手に追い抜かれる。その顔を見たとき、伊是名で見かけた選手に似ている気がした。追い抜かれたとはいえ、俺との実力差はほとんどないと考え、その選手を追って俺もスピードUPする。その後、ひたすらその選手を追いかけることとなる。 − 3周目 − 与那城→平安座方向へ走ってると、後ろから来たオレンジのシャツを着た選手が オレンジ:「抜きます!!」 と言って俺の右をすり抜けていく。一気に前に行くかと思いきや、その後あまり距離が開かず、その背中を追うことになる。 平安座で折り返すと、給水をしていた。ヨカッタ。。。走りながら紙コップを受け取る。 あやはし館を目指していると、トップの選手が歩道を走っているのとすれ違った。やはり速い。こっちはまだバイクが1周回以上残ってるのにもうランに入ってるのだ。しかもトップは俺と同じ数少ない"もっこりブーメラン"だった人。しかもバイクもランもその格好のままだった(シャツは着ているけど)。トランジションに置かれているバイクの数(=既にバイクを終えた選手の数)を見たらこの時点で20〜30ほど。 − 4周目 − 下り坂で気を抜いていたら追っていた例の女性選手に大きく距離を開けられてしまった。ここまで必死で追ってきたのに、失敗したか・・・。 平安座で最後のUターン。向かい風との戦い。途中の橋で上り坂にかかると皆一気にスピードダウンする。前方に3〜4名の選手がかたまっていたので、俺はここで奮起して抜き去った。ずっと追っていた女性選手と、オレンジの選手も含めて。そのまま下りのスピードに乗ってバイクフィニッシュ! 疲れてはいるが、最後まで楽しむ余裕が残っていた。 - Transit 2 - ここではバイクをブースに置いて、ヘルメットを脱ぐだけでよいので即ランに入る。アナウンスで「まもなくトップの選手がゴールします」と言っているのが聞こえた。給水して、ランスタート!時刻は俺の時計で10:04。<RUN> 10km × 1周 = 10km ランコースは、バイクと同じ1周10kmのコースを1周。ただし歩道を走る。バイクが意外なほど早かったので、このまま調子に乗って突っ走ろうかと思ったが、甘かった。普段通りには走れないことにすぐ気づき、トロトロ走りに切り替える。スタート直後、右側通行なのか左側通行なのかわからず、右左にうろうろしてしまった。そのためすぐ後ろにいた黒人選手の進路を妨害することになってしまい、 "Hey, guy!" と言われてしまった。俺も "Sorry!" と一言。前を行く選手の中にも歩き始めている人がちらほら。やはりこの暑さは厳しい。それでも、バイクフィニッシュ直前に見かけた選手を何名か捕らえることができた。負けちゃいないぜ。 平安座での折り返しのとき、 「頑張って頑張って、あと半分だ」 といわれた。え、そうなの?与那城の交差点まで行くのでは・・・?ちょっと期待したが、まぁ1周で10kmと言ってるんだからそりゃ間違いだろ、ってすぐに気づく。タイム的にもありえんし。 ここで自主的エイドステーションのおばちゃんからオレンジジュースを一杯もらう。これが今回唯一摂った糖分だ。この点は主催側に考えて欲しいところ。水と塩だけじゃ持ちませんって。 タイムを確認したところ、トータルで3時間切れそうなことに気づく。ロードパーク前を10:30までに通過できれば、その可能性が高くなる。 ロードパーク前を通過。既に何人かの選手はゴールしている。あと一息だ。 この大会のコース、up/downはないに等しいが、ここまでくると橋の部分の僅かな上り坂がキツイ。ここの給水所では2人のボランティアに頭から水をぶっかけてもらう。水を被るとシャツが重くなるのだが、暑さをしのぐためにはやむを得ない。10kmという長くはない距離なので、給水はなるべく避けようと考えていたのだが、やはり我慢できない。与那城の折り返し直前でも水をもらい、頭からもかけてもらう。 折り返した直後、サッカーのユニフォームっぽいのを着た選手がラストスパートとばかりにすごいスピードで俺を抜き去って行った。その姿を見て俺も奮起、僅かにスピードをあげる。あぁぁぁっ!バイクのときずっと追っかけて最後に抜き去った女性選手に抜き返されたぁ!ちくしょー勝ったと思ってたのにぃ。 自転車で走っている人がたまにいるが、あれは選手なのだろうか?それとも大会スタッフが道路の点検をしてるのだろうか?橋の途中にある給水で水を薦められたがお礼だけ言って断る。ここまで来たらもう根性だけで行ける。ただし、水以外摂ってないに等しい状態だったため、エネルギーが枯渇してるのがはっきり感じられた。手足の指先が痺れ始めている。いわゆる"ハンガーノック"っていうやつか?まぁ倒れて動けなくなるってことはないだろうけど。ロードパークの歩道橋が遠く見える。なかなか近付いてこない。 と、対向車線を選挙カーが通過していく。 「ジョガーのみなさん、大変お騒がせしております」 このときはマジうるさく感じた。 前を見ると歩いている選手が。トライ用のスーツを着ていることから経験は豊富な選手であるはず。しかももうゴールは目前。それでも走る気力が沸いてこないほど、疲弊し切っていたのだろう。それほど過酷な暑さだった。 <FINISH> 1.5km + 40km + 10km = 51.5km 歩道橋が近付いてきた。沿道から声を掛けられる。「はいはい、あと50mだからね」 歩道橋をくぐって折れ曲がるとすぐにFINISHゲートが見えた。少しだけ、スパートしてテープを切る。。。 終わった。もう走らなくていいんだ。。。好きなだけ水飲んでいいんだ。。。 とりあえず給水所に向かい、冷水を掻き込む。ランの選手用に用意された紙コップの水を片っ端から奪って飲み干していく。こんな冷たい水をガブ飲みしたら間違いなく腹下すだろう、という飲みっぷりだった。紙コップで10杯近く飲んだ。さらに柄杓で全身に水をぶっかっけてもらう。頭がキーンとくるほどの冷水を。 一休みしたところでバイクと荷物を回収し、車へ戻る。彼女からメールが来てたので返信するとすぐに電話が掛かってきた。しばらくおしゃべり。自転車を車に収納し、着替えを済ませ売店のほうへ向う。・・・暴飲暴食を再開するために。 コーラ500ml缶を2本、500mlペットボトルのオレンジジュースとさんぴん茶をそれぞれ1本。その合間にソフトクリーム。それでも腹下すわけでもなく。いったいどれだけの水分が身体から失われてたのだろう。 閉会式があるようだったが、いつまでたっても始まらないし、飲み物を飲みすぎてもう昼飯食べる気もなかったし。暑いし。閉会式って言ったって上位選手の紹介だけだろうし。ってことでサッサと車で帰りました。 <リザルト>
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