<ことの始まり>
発端は昨年の11月に遡る。フリーダイビングサークルのふみ♂が、
ふみ♂:「オクマビーチのオープンウォータースイム(OWS)大会へサークルでリレーチーム作って出てみませんか?」
と持ちかけてきたのが始まりだった。それに食いついたサークルメンバーが俺を含めて4名。俺はちょうど伊是名トライアスロンが終わり、スイム練習を継続&レベル引き上げのモチベーションとして遠泳大会にエントリーするのは好都合と思っていた。
それから半年。。。ふみ♂はいつも通り仕事と家庭の複合攻撃により出場断念、他にも目の手術して海入れない人も出たり、出場狙っていたPOWER SPORTS主催の座間味島大会が主催者のインボーにより(ウソ)抽選漏れで出られなかったり・・・困難を乗り越えて今回の喜瀬ビーチ大会出場に漕ぎ付けたのは私ゾンとカナとゆ〜こりんの3名。リレーは1区間が短くてつまらんので、個人種目に出ましょうってことにあいなりました。
ちなみに、申込書にチーム名を記載する欄があったので、
「チーム名『沖縄素潜り軍団』で申し込みしよう」
って3人で話合わせていたのに、約1名、「沖縄素振り軍団」なるチームを勝手に結成してエントリーしてしまったため、「素潜り軍団」は2名となりました(笑)
朝起きたら豪雨が振っていた。雨の音で目が覚めた。久々にやってしまったか・・・(笑)
それでも出発するころには雨は止んで、天気は回復方向。泳ぐんだから雨でも関係ないけどさ、やっぱ陽光が差し込んでたほうが海中もキレイだからさ。
<写真1>喜瀬ビーチ。ホテルの目の前のビーチで設備はキレイで使い勝手ヨシ。ゆ〜こりんのお友達も馳せ参じてくれました。
<写真2>まずは1.5kmから。スタート召集。カナとゆ〜こりんは1.5kmへ出場。
会場へ到着すると、日差しがない上に北風がけっこう強くて、俺は身体が冷えてきてしまった。しかも長袖も持ってきてなくハーパン&Tシャツだったので、女性陣2人から上着を借りて重ね着し、さらにマフラーも拝借する。この状態で青いスイムキャップを冠ってみたところ・・・けっこうイケるじゃん、このファッション(笑)気に入ってしまい、自分の出番が来るまでその格好で過ごす。
ちなみに今大会にはゲスト?として元競泳日本代表でオリンピックメダリストの源純夏さんが来てました。当時は男らしさ満点だったが、現在はキレイな女性に変身してました。
最初は1.5kmのレース。カナとゆ〜こりんはこちらへエントリーしたので、俺はカメラマン。スタートとゴールのときは野次馬ばりに前にせり出して写真を撮る。泳いでる間はベンチのとこでダベってゆ〜こりんのお友達とおしゃべりして待つ。先週、小浜島のOWSを泳いだばかりのゆ〜こりんはかなりタイムを短縮した模様。カナはタフそうに見えてけっこうフラフラだったみたい。お疲れ様でした。
ちなみに1.5kmトップはダントツで戻ってきたが、ゆ〜こりんのお友達でした。1.5kmを20分ちょい?で泳いでしまうとは。俺もそんくらいのタイムで泳げるようになりたいもんだ。
その次が3km&5kmのレース。合同スタートだ。ただし女子は男子より1分遅れての時間差スタート。これはスタート直後のバトルでの痴漢冤罪事件を防ぐ目的でこうなったらしい(ウソ)。
目標タイムは1時間30分。1kmを18分のペースだ。伊是名ではいつも2kmを38分台(1kmを19分)なので、それよりかは速いペースで行きたいなと。泳ぐ距離は長いが、トライアスロンみたいに体力温存する必要ないし、ウェット着て浮力が大きくなってるし。何より、半年間ちゃんと練習してきたし。
<写真3>レッドキャップは3km、青キャップが5km。ウェット着てない人がほとんどだったが、みなさん寒くないっすか??
<写真4>いよいよスタート。直後のバトルは長くは続かなかったが、さすがに珊瑚&熱帯魚を鑑賞する余裕はナシ。
スタートはあまり緊張感なし。カウントダウン中もアタマの中では「眠い。寒い。海入りたくねぇ。」って思ってた。そんな感じで入水。
スタート直後のバトルは人数もそんなに多くないのでヌルかった。もっとこう、激しくやろうぜ!(笑)500mほど沖にある最初のコーナー、”ベースブイ”を回る頃にはすでにばらけていた。
第2ブイは北向きに700m先。小さくて見えん。方角はよくわからんが、とりあえず自分の少し前を泳いでる人の泡を目印にして進んでいく。最初は両隣に泳いでる選手がいたが次第に後ろへ消えていき、早くも独泳状態になる。この直線の最後のほうで女子3kmの選手に追い抜かれた。この人は速かった。追いかけようと思ったがどんどん先へ行って見えなくなってしまう。ちなみに俺の着てるウェット、襟首のとこから中に水が入ってきて水ぶくれ状態になってるのだが、これってけっこう抵抗になってたりするのだろうか?やっぱ専用ウェットのがよさそうだ。
そこから先は第2ブイの手前で捕らえた3kmの男子選手をペースメーカにしてついていく。っていうか他の選手の姿がすでに見えなくなっていて、目印がこの人しかなかった。このあたりは海底がギリギリ見えなくなるくらいの深さ。水深30mくらいだろうか。晴れてればさぞかし綺麗な群青の世界だったろうに。
第3ブイを回ると、この3kmの選手のペースがめちゃくちゃ上がる!そりゃそうだ、3kmはもうラストスパートに入る位置だ。次第に見えなくなってしまった。このあたりから、うなじと脇の「ウェットズレ」が気になり始める。こりゃゴールするころには相当やられてしまいそう。あと毎度キツイのが海水のしょっぱさ。どうしても口の中に海水が入ってくるので舌や喉が痛み始める。疲れよりも、コレが気になって満足に泳げなかったりするんだよね。
コースをぐるっと1周してベースブイに戻ってきた。ここで3kmの選手はまっすぐゴールのビーチへ向かうが、5kmは曲がってもう1周する。第2ブイは遥か彼方、目の悪い俺にゃ見えねぇっての。しかも3kmの選手がいなくなったからスイマー密度がぐっと希薄になる。っていうか前を泳ぐ選手が誰もいないので常に自分で方角を確認する必要がある。しかも進行方向が北向きなので波が真正面から来る。この第2ブイまでの直線だけはちょいとキツかった。何度も何度も方角を誤りかけては修正し、波に煽られ息継ぎができず、第2ブイはなかなか近づいてこない。ライフセーバーが沖にいるのが方向確認の際に紛らわしかったりするんだよね。
第2ブイを曲がると波の影響がなくなり、一気にラクになる。第3ブイはブセナホテルの岬を目指せばOKなので、海面をチラ見する程度で方角確認できるし。外乱に気をとられることがなくなり、やっと一定のリズムで泳げるようになる。しかし前見渡してもホント誰も泳いでないぞ?後ろからも追ってくる気配まるでなし。ひょっとして俺1番なんじゃ?とか思ったり(あるいは逆に思いっ切りビリとか)。
第3ブイを曲がり、あとはホテルに向かって一直線。ラスト1kmに入ってもまだまだ死んでいない、掻きのピッチを上げる。疲れよりも、たまに海水をゴックンと飲み込んで鼻の奥まで痛みがくるのが辛い。ここでは喜瀬ビーチパレスの建物が進行方向の目印だが、少し左にある似たような白い建物が紛らわしい。たまにそっちに向かって泳いでしまうことも。カヌーで監視に出ているライフセーバーも俺一人のために併走して、方角を指示したり応援の声を掛けてくれる。それがまた力になる。レースの醍醐味だ。
最後のベースブイを通過、あと一息。水深がグングン浅くなってきて、体感速度が増す。枝サンゴの群生とそこに群がる熱帯魚が眼下を通過していく。なんか飛行機の着陸のときみたいな感じだ。ビーチに向かって泳げるとこまで泳いで立ち上がる。まだ余裕とかいいながら、目の前でカメラ構えてる人がカナであることを認識するだけの余裕もなかった。あと、ラスト50mはバタフライで泳いでゴールする手はずになっていたのもすっかり忘れ去られていた。ゆっくりFINISH GATEまで歩いて終了。
<写真5>FINISH。思ったほど疲れなかったが、やはり重力がズンと効いてフラフラしてしまう。
<写真6>やってしまいました、ウェットズレ。次からはローション・・・じゃなかった、ワセリンが必要ですな。
タイムは1時間31分38秒、1kmを18分20秒のペース。目標タイムには少し及ばなかったが、練習の効果はしっかりと感じられた。順位は9位/20人とちょうど真ん中。トライのスイムパートの順位はいつももっと上だけど、さすがに今回はスイムに自信のある人しか出てないか。ちなみに俺と前の選手との差は7分もあった。7分というと距離にしておよそ400m、そりゃ前見ても姿が見えないわけだ。序盤で逃げられてそれっきりだったんだな。俺が集団を抜け出したときには既に姿が見えないほど水をあけられていた、と。上位狙うなら前のほうからスタートして速い選手に喰らいついていかないとダメか。
それからしばらくはゴールしてくる5kmの選手や、その後行われた500mのレースをみんなで観戦し、ハラヘリが進行してきたところで、ランチへ。気持ちの良い海辺の店で沖縄そばを食べ、その後もエンドレスな女性陣のトークが続いていたが、俺がスイマーに襲われて事切れたことで終了。
この年齢になって5kmを泳ぐ日が来ようとは思いもしなかった。
かつて俺は12kmの遠泳を泳いだことがあった。あれは遠い・・・そう、十代最後の夏のこと。わずか3時間半で体重が7kg落ち、大会後3日間疲れが抜けなかった。いまだに俺の生涯で最も疲れたイベントであるし、二度と泳ぎたくないと思った。実際、もう一度やったとこで泳ぎ切るのは不可能と思える。
でも5kmならあのときの半分以下、なんとか我慢しきれるだろうし、「どうせ出るなら最長距離で」と思って5kmにエントリーしたが。予想外に腕が死ななかった。ゴール後はマグロ状態のゾンビも覚悟してたのだが。
「疲れなかった」と言ったらウソになるが、最後まで全くペースが落ちなかったし、まだまだ泳げた。筋肉痛も来なかった。
んが、翌月曜日。仕事中、眠くて眠くてたまらんかった。身体へのダメージはないが、やはり相当なエネルギーを消費してたんだろうな。マラソンで脚をやられてしまったときみたいな苦痛はなく、気持ちのいい疲労だけ。今はトライアスロンの練習の一環としか考えていないが、またやってみたいと思う。今度は離島のもっとキレイな海がイイなぁ〜。
ちなみに今大会の5kmのエントリー料は¥12,000でした。
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あ``ぁぁぁぁっっっっ!!定額給付金、コレでもう使い切っちまってるやん!
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