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<写真>スタート前。八丈島観光協会のHPより写真拝借。
八丈島一周+八丈富士をコースとした63.3kmのマラソン大会。3年連続・3回目の出場。今年は2月の駅伝の頃から腹の調子がおかしく、3月後半まで全く走れず。やっと復帰して走りだしたところへ、恐ろしい風邪を引いてしまい、声も出せないほど気管支をやられ、4月頭まで走れず。再度復帰したところで再度風邪を引いてしまい、前回ほどではないが、またしばらくお休み。GW入ってやっと練習再開。って大会まで休みが4回くらいしかないし。ってことで僅か2週間程度で長時間走に身体を強引に順応させるべく、今までにない練習方法を行い、大会を迎えました。 朝4時起きでテキトーに朝飯食ってから会場の大賀郷公民館へ。もう選手たちが集まって、席についている。スタート10分前になっても、公民館の中。この後、競技の説明があると言っていたが・・・。公民館前に整列。スタートまであと2分。「集合写真撮りますんで」。テキトーに何枚か写真撮ったあと、「はい6時、スタートです」 いつになく皆スローペース、飛び出す人が誰もいない。いきなり北西からの強風のため、帽子が飛ばされる選手が。俺も帽子を手に持って走る。南原の終わりの激坂、まだ先頭が見えている。俺は6番手くらい。八丈小島を見渡せる崖のとこで写真撮ってる2人組、余裕っすね。今回はこれまで以上に練習不足で臨んでいるし、はっきり言って身体が重いので前は無視してチンタラ走ることに専念。どうせ後続はもう見えないくらい離れてたし。10km過ぎ、1つ目のエイド、女性1名・男性1名と一緒になった。今回は強風なのでエイドも小屋の中。その先から八丈富士アタック開始。 ゆっくりでもいいから、とにかく歩かないことに専念。幸いにも前方に先ほどのエイドで一緒になった2人が見えているので、モチベーションを保てる。オレンジのウェアの男子選手を1名パス。話しかけると「自分、もう上りは歩いて温存します」とのこと。八丈富士名物の霧が出てきた。景色は見えなくなるが、これはこれで非日常感があって好きである。モヤの中、女子選手が近づいてきた。追い抜き様に少し話す。冷たい向かい風が吹きつける。最後のヘアピン手前の長い直線上り坂、更に濃くなった霧の中、前方にうっすら黒い人影が。男子選手を1名パス。歩いていたので「あと200〜300メートルで上の道路に出ますよ」「じゃあ走ります」。やっとこ鉢巻道路に出た。他の選手がいたおかげで、一度も歩かずに登り切っていた。 鉢巻道路もチンタラ走って体力回復。上りで抜いた2名に追いつかれる。霧のおかげで周囲は真っ白。視程は数メートル、一瞬でも前方から目を逸らすと、道に転がった牛のUMQUOを踏むハメになるので、驚異的な集中力を保って走る(ウソ)。 まもなく、第2エイドのふれあい牧場。先ほどの2選手と一緒にお茶する。霧のせいで、島一番の絶景が真っ白、二人には牧場の小屋に掲げられた写真で我慢してもらう。トイレ行ってる間に先行かれてしまったので追いかける。初っ端の長い上りで、男子選手のほうは歩いていたのでパス。もう1名の女子選手が少しずつ近づいて、向かい風区間で追いつく。しばらくお話しながら並走。俺がかつてトライアスロンやってたことはバレてたようだ。「すごい省エネな走りしてますね」との評価をいただく。齢とってからは速く走ることより、疲れないように走ることに目標が変わってるからね。鉢巻道路1周終えて、先ほど上ってきた道との交差点、右へ寄る。並走してた女子選手「え?あ、ここなんですね」と。霧が出てて全然見えないし、案内も立ってない。この選手、俺と並走してなかったら鉢巻道路2周してた可能性大(笑)下りに入り、数名とすれ違った。俺の方がブレーキになってる感じがしたので「自分下り苦手だもんで、お先どうぞ」と促す。「えー私も下り遅いんだけど」と言いつつも徐々に先に行かれてしまい、まもなく見えなくなる。下りはとにかく脚を傷めないことだけを考える。すごーくゆっくり、早歩きで階段下るレベル。下り切って、底土を目指す。 途中のプチ難所の山道っぽいとこで、急激に睡魔が襲ってきた。しかもすげぇ強烈に。慌ててカフェイン入りショッツを飲み干す。今回はショッツ4本持ってスタート、富士山上るときに1本使っている。後半に備えて温存と思っていたが、もうまもなく30km地点、単純計算でも2本目はとっくに使ってよい時間だった。 長友ロードのとこから基本下り坂になるのでやや回復するが、最初の疲労ピークが来る距離。エイド間の距離が17kmある区間であり、ボトルが尽きかけてきたので、昨年度と同じく、神湊の釣具屋の前の自販機でコーラを買って注入。底土まで持たす。 底土エイド到着、34km地点。野営場でなんかイベントやってたようだが、気にしてる余裕なし。が、今回は涼しいのでエイドの滞在時間が短い。梅干しで塩分を、コーラで糖分を補給し、ボトルの中身を補充したらすぐ出発。底土港を通り過ぎて、登龍入口までの「裏道」を進む。お、給油所の社員が道案内か?3名ほど立って、間違いやすい分かれ道を塞いでいた。 二つ目の峠、登龍峠アタック開始。八丈富士に比べれば傾斜はユルユルだが、距離が7kmくらいある。何といっても、35km走ってからの延々上りは応える。ココばかりは歩きが入ってしまった。大きくタイム縮めるポイントがあるとすればココか。少し歩いたらすぐ走る、を繰り返す形。ずっと立ち止まったり、ずっと歩いたりはしない。同じような景色がひたすら続くが、そこは地元民の利、だいたいのコースは把握できている。あとカーブ何回曲がったらエイドに着くかも分かる。これは精神的に大いに有利。 登龍峠展望台のエイドに到着、ほぼ40km地点。現在3位とのこと。あれ?俺の前に男2名・女1名いなかったっけ?もしかして途中で道ロストした人がいるとか(笑)ゆっくり休みたかったが、別の団体が東屋に陣取っててなんか居辛くなったので、短い休憩でスタート。ここからピークまで2km程度、ややキツイとこもあるが、ココまでに比べればラクに進める。ピークは立ち止まらずに下りへ。坂の頂上で止まって休むのではなく、下り or 平地で走りながら休む。昨年からコレを意識するようになって、少し進歩。下りは脚を傷めないよう、スピードを抑え、でもブレーキ掛け過ぎても負担になるので、神経使った走りになる。それでも脚が気になるので、痛み止めのロキソニンを1錠飲む。だいぶ下ったとこで私設エイド。おばちゃんとゆんたくしながら麦茶を軽く2杯いただく。次の公式エイドまで更に2km下る。末吉スーパー浅沼のエイドに到着。去年は長時間留まってオニギリとか食べたが、今回はそんなに補給不要。 末吉の公衆トイレに立ち寄ってから、正に「難関」という感じの、末吉〜中之郷へ抜ける坂道。傾斜がオニで高低差も100m以上ある。スタートしてまだ10km地点の八丈富士とは訳が違う。もう47km地点である。恐ろしくスローペースでふらつくが、意外に立ち止まらずに走れはする。が、きつい。名古の展望台駐車場を過ぎた先、ピークが近づく頃には、やはり立ち止まってしまう。一瞬ピークかと思いきや、まだ少し上る。ここは「ピークで止まらずに下りで休む」ができなかった。そしてようやっと下り。大きな難所は終わった。 この辺りから車が増え始める。路肩もないので、後ろから車きたときは止まってやり過ごす。やっとこ住宅街に出る。三原小中の手前、民家の木陰で止まってボトルに口をつける。ミネラルサプリも1個口にする。富次郎商店の駐車場前で声を掛けられたと思ったら、会社の先輩の奥さんだった。見栄を張ってペースが上がる。その先・・・前回は参加選手の実家で私設エイドを置いてくれてあった。今回、その選手は不参加なのだが、はたして・・・ありました、今回も!マジ助かる。前回は暑くて暑くて、苦しくなるほどドリンク飲んだが、今回は軽く2杯のみ。ささっと走り出す。チョーシに乗って来た感じだが、まだゴールまで距離はある。 その先の大坂トンネルまでの、長く緩やかな上り坂。ゆるやかでもきつい。が、上り切る直前からはペースを上げつつ、休まずトンネルへ。下りを走りながら休む。 トンネルを抜け、横間の長い下り坂。やっとこゴールが見えてくる。今回はあっと言う間にココまで来た印象。初めて出場したときがウソのよう。何となく、この距離にも慣れつつあるのかな。でもココが一番キツイ下り区間。チョーシに乗るのはこの下りが終わってから。 大里の最後のエイド。2位の選手はかなりへばって長時間休憩していったとか。俺もパンとかオニギリを勧められたが、残り5km、もう不要。コーラを少し啜っただけで出発。チョーシに乗って飛ばし、59km〜60km区間ではこの日最速のキロラップを刻む。チョーシに乗った結果、西見までの上り坂で1回停止することとなったが。でも最後まで気持ちは切らさず、ゴールの大賀郷公民館まで走り切った。 絶好調だった昨年のタイムを上回るのは到底無理と思っていたが、蓋を開けてみれば20分以上の短縮。7時間切りが見え始めるとこまできていた。冷たい強風が吹きすさび、走るにはベストコンディションだったのと、直前のエコジャニを意識した練習が効果あったのと、単純に3回目で慣れてきたのもあるか。常連さんが何名か欠場という状態ではあったが、3位は嬉しい。妻に無理言って出させてもらった甲斐があった。
GARMINデータの抜粋。やはりアップダウンの多さが目を引くコースである。最高標高は八丈富士の鉢巻道路途中の622m。獲得標高は1700m以上である。
夜は恒例の打ち上げ飲み会。優勝は八丈富士でしばらく並走してた女子選手。終盤で逆転があったとのこと。俺が出るようになってから3年連続で女性がトップ。が、俺は今回は18分差とそれほど離されていなかった(昨年のトップが異常だったわけだが・・・)。んで俺も3位に入ったので景品が。八丈焼酎「情け嶋」の一升瓶をいただきました。重かったので宴会終わって歩いて持ち帰るの、ちょっと疲れた。 ところで、このときの宴会にて。昨年の大会で知り合った男女が、翌日婚姻届を、出会いの地である八丈島で出すとのサプライズ報告が。会場からは暖かい拍手。こんなローカル大会だからこその出来事。いやはや、運命ですねぇ。。。 |