2008年渡名喜島 −映画俳優?の俺−

私ゾンが銀幕デビューを飾ることに・・・!というのは半分冗談ですが、映画の素潜りシーンのスタントマンをやらせてもらいました。映画のタイトルは『群青』。こんな形で素潜りが役に立つとは夢にも思ってなかったですね。時期的にちょうど会社の夏季休暇が取れるタイミングだったこと、ロケ地が渡名喜島でありこんな機会でもなきゃ行きそうもなさそうだったこと、ちゃんとギャラも出るってことで。条件はピッタリでした。

この話を会社の同僚にしたところ、次のようなミッションを課されました。
「長澤まさみとメアドを交換してくること」
ドアホか?メアドどころか半径1.5m以内に近付いただけでも茂みに潜んでいるスナイパーに射殺されること間違いなし(笑)リアルにミッション・インポッシブル。


1日目<7月31日>本島・備瀬崎


この日は陸上シーンの撮影最終日。沖縄在住で今回水中撮影のスタッフをやってるサオリンとみっちー、それから俺ともう1名のスタントマンは、衣装合わせとヅラ合わせのために最後の撮影が行われている備瀬崎へ向う。ビーチへ降りていってみると・・・ウハ!ホンモノがいるぞ!(笑)そしてあのロンゲの兄ちゃんが俺の俺が代役やる役者さんやね。しかし初めて撮影現場を見ましたが、やはりピリピリしてる。本番が始まると見ているこっちが緊張してしまう。スタッフも50人くらい取り囲んでいて物々しいな。。。それでもサオリン曰く「今回は役者もスタッフもいい人ばかりだから、和やかなほう」らしいが。なるほど、この仕事も大変そうだ。

3カットくらい撮って全て終了。海中撮影を残してはいるものの、ひとまずクランクアップらしい。記念撮影とかやってる間に、一足先に「ペンション備瀬崎」に引き上げる。ここがメイクや着替えなどのベースになっている模様。役者陣も続々と引き上げてきました。せまい民宿、部屋の襖をほとんど取り払って使っていたため、役者陣も含めてごった返してる。シャワー浴びたてのまさみが俺のすぐ横、体温を感じるくらいの距離を歩いていく、といった状態(!)

さて、俺たちスタント陣も衣装合わせ。衣装って言ってもウェットスーツなんだけど。役者本人が着ていたやつを試着してみるとほぼピッタシ。身長も身体の細さも似たようなもんだったし。その後、ロンゲのヅラを着けてもらう。・・・イケてるじゃん、オレ(笑)隣には俺が代役を勤める元ジャニーズのイケメン役者・良知真次君本人が座っていたが、こりゃ誰が見ても見分けがつかないだろうな!(・・・シーン)。
その後、備品の購入やら何やらで夜遅くまで名護の市街地を引きずりまわされたあげく、帰路につきました。


2日目<8月1日>本島・恩納ポイント沖


恩納村にある前兼久港から、海人の船で出航。ポイントは恩納ポイント沖、以前に陸から入ったことがある。この日は若手役者2名、良知君と福士誠治君の撮影がメインなので、俺ともう一人のスタントは基本的に「見〜て〜る〜だ〜け〜」。撮影の邪魔にならない場所で、ヅラを試着して素潜ってみる。多少アタマが痒いが、心配していたみたいに水中で外れたり、ってのはなさそうだ。水中撮影の模様を見学しつつ、サザエを拾ったりして船の周辺で遊んで過ごす。

この日の撮影ラストのシーン、これも役者本人がやったのだが・・・アレは相当しんどかったハズ。6kgのウェイトをつけて、ああしてこうして・・・。リアルにブラックアウトしてもおかしくないシーン。よくやり切ったと思うよ。新人だというが、役者魂を見せてくれました。残りのカットは俺に任せてくれ。

この日一日で相当陽に焼けてしまった。。。背中が痛い。


3日目<8月2日>本島・恩納ポイント沖

夜の素潜り漁のシーンの撮影のため、朝4:30に出航。なので3:00出発。ってことは2:00起き。学生などは夏休み中ってこともあって、まだ普通にみんな起きてる時間だし。前兼久港から出航してもまだ真っ暗、船の立てる波しぶきに夜光虫が光って実に幻想的・・・。

この日はもう1人の役者・佐々木蔵之介さんと、そのスタントマンの撮影がメイン。よって俺は昨日にも増して出番ナシ夫。水中スタッフに船上から道具を渡したりと、テキトーに手伝いだけしてすごす。この役者さんの撮影のため、小道具として見事なブダイが用意されていました。が、最後にちょっとだけ撮影が。海人が素潜り中に手に握っていた「ある物」を海中で落とすシーンだ。写るのは手元だけ。
「そんなんカンタンじゃん」って?
フッ、これだから素人は困る。この僅か数秒のために俺たち役者は命を掛けているのが分からんらしい(笑)

その後。その「ある物」がグランブルーの海中へ落下していくシーンの撮影。水深40m以上のポイントへ移動して撮影することになったのだが、
「落としたら二度と回収できないけど、ホントに捨てちゃっていいの?」
とスタッフの間でも論争が起きました。なんたって、その「ある物」は10万円したそうなので。でもリアルに撮影するために、やはりホントに海の底へ落下させることに!最初に2個のダミーでリハーサルしてから、ホンモノを落とす。ユラユラと揺れながら消えて行く「ある物」・・・さようなら、10万円・・・。
でも沖縄在住スタッフの1人、ベテランダイバーのりゅうちゃんが落とした場所をしっかり見届けており、スクーバで43mまで潜って(オイ)回収に成功!お見事でした。「拾って戻したのは最初に落としたダミーで、10万円のホンモノは懐に仕舞い込んでるんじゃないか」と疑惑の眼も向けられましたが、鑑定の結果、本物と断定されました。これだけでパロディ映画ができてしまいそう。10万円を巡ってみんなで騙し合う、とか。

港に戻ると、午前中の撮影で小道具として使用した見事なブダイを海人が捌いてくれていて、港でみんなで昼飯のおかずにして食べました。りゅうちゃんの話によりナンヨウブダイよりイロブダイのが美味いらしいことも判明。内地のスタッフたちは鮮やかなエメラルドブルーの皮がついたブダイの刺身に最初は躊躇いを見せていたものの・・・ん〜贅沢!

んなわけで、まだ夜も明けぬ時間からやっていたため、この日は早々と終了して帰宅。そして爆睡。明日はいよいよ離島へ渡る。


4日目<8月3日>渡名喜島・島尻崎


<写真1>那覇から2時間ちょい、渡名喜島へ到着。今まで行った離島の中でも何もなさトップクラス。

<写真2>昔ながらの集落。島人が毎朝掃除をしているとかで、今まで行った離島の中でも路地のキレイさトップクラス。

とまりんから朝のフェリーで一路、渡名喜島へ。船内ではスタッフみんなバラバラ。まぁ気楽ではあるが。2時間あまりで渡名喜島へ到着。予想通り何もなさそうな島だ。スタッフは港近くの「漁民センター」にザコ寝状態。最初からいる人はもうかれこれ1ヶ月半にもなるらしい。島に4件しかない民宿は元々は役者陣優先で使っていたらしいが、役者はもう帰ったので俺らスタント陣が役者扱いで(ナイナイ)泊まらせてもらうことに。民宿「あがり浜」へ荷物を置いて、監督+沖縄4名で「ふくぎ」にて昼飯。午後は早速撮影。いよいよ俺の出番です。


<写真3>渡名喜島の海は知る人ぞ知る、「渡名喜ブルー」と呼ばれる深い青色。まさに「群青」

撮影は島の南部、島尻崎周辺のドロップオフがそこかしこに見られるポイント。海の色はまさに「群青」そのもの。大物回遊魚とかは少ないようだが、それを補うに十分過ぎるほどの熱帯魚が群れている。すさまじい数のオレンジ色のハナダイの群れ、場所によってはこれが深い青紫色のハナゴイに変わる。すごい魚の密度だ。そして深い藍色の世界・・・。少し潜ったカンジでは水深30mくらいに見えたが、スクーバで潜ってたりゅうちゃんによると、底は40mくらいあったらしい。それだけ透明度が良かったってこと。

タナの上、水深10mほどの場所でウォームアップを数本行う。フィンが短いので進みは遅いが、まぁこればかりは仕方ない。優雅に魅せるために、大きくゆったりとしたフィンキックを心がける。

さて本番。監督&カメラマンは水深20mで待機、上に向かって手を回してる。
「カメラ回ってるからいつでもどーぞ」
のサインだ。「いつでも」といわれてもやはり焦ってしまい息を整えるのもままならないが、いよいよ潜行開始。

やはり最初の進みが遅い。ドロップオフの崖の上、水深10m付近で早くもけっこう苦しくなってきていた。そのまま壁に沿って落下・・・カスミチョウチョウウオの群れが眼前を横切る。本島では写真撮りたくてもすぐに逃げるくせに、ココのやつらは逃げようともしない。加圧とともに次第に周囲が暗くなる。潜行速度が加速、普通ならこの辺りからフィンキックを止めてもよいのだが、撮影なのでゆっくりとキックを続ける。カメラマンの位置が水深20〜21m。それを通り過ぎたところでUターン。そして浮上。
・・・って浮上できんっ!!!いつも使ってるロングフィンならともかく、短く柔らかいフィンでは4kgのウェイトのズッシリした重みに勝てないのだ。「キックは大きくゆっくり」とか言っている余裕なし。1m浮上するのにフィンキック5〜6回も必要なのだ。もう見てくれ関係なく、超ハイピッチのキックで浮上。なんとか無事海面に辿り着いた。
こいつは予想外にキツイ。

俺が休憩してる間に、もう1人のスタントが同様のシーンをやったのだが・・・耳抜きができずに失敗。翌日、俺がそのカットもやることに。

スクーバチームの水面休息を兼ねて、船の上で別カットの撮影。グランブルーの世界に潜って行く俺を水面から撮影。
カメラマン:「太陽光のキラキラの中心に向って潜ってくれればOK」
その通りにやって、テキトーな深さで浮上。これは1発OK。

その後、ドロップオフのシーンを再開。1回目のようにバタバタしないよう、浮上時も大きくゆっくり、そのかわり力強くフィンキック。が、何度潜っても「もう1回」の要求。特に修正箇所はいらないらしいが、似たシーンが何カットか必要なため。前述の通り深さ的には大したことないのだが、戻りが重い!苦しくてキツイのもあるが、それよかフィンキックのやりすぎで単純に腿に疲労が溜まってきていた。そして何よりもキツイのが、水面での呼吸調整の難しさ。この登場人物は海人なので、潜る際は「シュノーケルを外してウェイトベルトに挟む」というスタイル。なのでシュノーケルなしで息を整えなきゃならないのだが、下からカメラを海面に向けてるので、フロートを使えない。掴まるものがない状態で、4kgのウェイトをつけて海面から顔を上げた状態をキープするのは苦しい。ほとんど息を整えられないままスタートするハメに。カメラマンは
「ご自分のペースでスタートしてくれて全然OKです」
と言ってはくれたが、やっぱ待たせ過ぎるのは気が引けちゃうよねぇ。

結局4回ほど同じように潜ってやっとOK。ふぃ〜疲れた。それでも4回目が最も深く潜っていた。少しは意地を見せたカンジ。


<写真4>映画のシーンにも登場したフクギのトンネル。

漁民センターに戻ってから、プレビューにて撮影した映像をスタッフみんなでチェック。水面に写る青白い太陽の中にシルエットが現れ、次第に大きくなり、ゆったりとしたフィンキックで海底に沈んで行く・・・カッコいいじゃん、オレ(笑)高級なカメラ使ってるから映像も超キレイ、安モンのデジカメムービーとは次元が違う。特に太陽光に沿って潜る姿を背後から撮影したカットはCGかと疑われてもおかしくないほど鮮明なものだった。フィンキックの優雅さも我ながら完璧ですな。スタッフの一人、サオリンはかつてかの伝説の男・ケニー氏と一緒にフリーダイビングをやっていたらしいが、彼女曰く、俺の潜るフォームは「ケニーさんの潜りに似てる」 そうだ。なぜ似ているのか、理由は俺なりにわかっているが、ここでは何も言いますまい。

さて、民宿「あがり浜」へ戻る。ここの親父、夕飯に相当な拘りを持っていた。最高の刺身を食べてもらうために夕飯の時間にキッチリ合わせるように準備を開始するのだ。用意しておいて冷蔵庫に入れておくのはこの親父的にはToo Bad らしい。魚を捌いている間に電話が掛かってきても自分では取らず、客であるサオリンが電話を取って言付けするハメに。「客が宿主に気を遣う」の典型例やね。でも拘るだけあってこの日の夕飯は小さな民宿とは思えないほど豪勢!イラブチャーの刺身とタマンの唐揚げが最高でした。

その後、しばらく休憩してから飲み会へ参戦する予定だったのだが・・・部屋に戻ったとたんに爆睡してしまいました。


5日目<8月4日>渡名喜島・ブルーホール&グルク崎

撮影最終日。ロンゲのヅラもすっかり馴染んできた感のある俺。

まずは前日ポシャッた別役のスタントシーンの撮影を俺がやる。いわゆるダブルキャストやね。水深18mの白砂の底まで斜めに潜り、ボトムにタッチして浮上。これは1発OK。この人物はあまり潜りなれていないという設定なので、若干フィンキックをバタつかせてみたが・・・微妙すぎてわからないかも。


<写真5>島尻崎。岩場に猛々しい波の音がこだまする。この下にブルーホールがある。

お次は水深20mにある洞窟「ブルーホール」に素潜りで潜って「ある物」を探すという、俺カットの中では最も危険なシーン。洞窟の入口から10mくらい奥に中に入り、そこに5〜10秒程度留まって演技する必要があるのだが・・・途中で苦しくなったとしてもいかんせん頭上が塞がっているため、緊急浮上できないのだ。少しはスタントっぽくなってきたな。
「洞窟入り口でスクーバのタンクから一度空気を吸って、そこから洞窟へ入る」という案も出されたのだが・・・フリーダイビングを趣味とする者の意地、最後まで自分の一呼吸だけでやり切りたい。そのために呼ばれたんだし。俺の役者魂にも火がついた感じ。潜りはじめを少しでも楽にするために、ロープ&フロートを洞窟入り口の少し上に設置してもらう。最も酸素を消費する潜行開始〜水深10mの間だけでもロープを使って潜れば、息止めの時間がグッと長くなるからだ。カメラの準備が行われている間に、俺はロープを使ってアップを行う。ロープのボトムは10mほど。そこにジッと停滞し、息を止めてイメージトレーニング;

→ロープで10mまで潜行 : 視線をロープに集中、何も考えるな
→ドロップオフを潜行 : カメラに写らぬよう、洞窟入口より上で最後の耳抜き
→洞窟入口 : ライト点けるのを忘れずに
→洞窟入る : 砂を巻き上げないように穏やかにフィンキック
→10m進む : まだ息は十分、慌てるな
→陽だまりへ到着 : 「ある物」を探す演技、大きい身振りを心がけて
→焦らずにUターン : まだ写ってる、最後までバタつかないで
→出口へ向う : 苦しいけどまだ大丈夫
→洞窟から出て浮上 : 意識をしっかり持て!

こんなカンジで息を止めながら自分のパフォーマンスを脳内で再現しておく。撮影じゃなくてもフリーダイビングではこういったイメージトレーニングが大きなウェイトを占めている。イメトレをしておくことで、実際潜ったときに苦しくなってきても、それはイメトレで一度経験しているため焦ることがなくなり、結果として(脳の余計な酸素消費が抑えられるので)BOの可能性を下げることができるからだ。

とはいえ、このシーンは2回はやりたくない。途中苦しくなっても最後までやり切って1発OKもらわないと。十分に息を整えて潜行開始!まずはロープだけを見てゆっくり手繰る。そして崖下へ・・・イメトレの潜りを完全にトレースしていく。洞窟入口で既に苦しさを感じるが、そのまま奥まで進む。無心無心を心がける。入口から約10m、天井に開いた穴から陽の光が差し込んでいる場所がある。光といっても僅かなのだが、いやもう「神秘的」という言葉がピッタリだ。その美しさに見とれていたためか、この辺りでは自分が息を止めていることを忘れていた(結果的に、最後まで苦しさをあまり感じずに済んだ)。その陽だまりの場所でイメージトレーニング通りに演技。十分に時間を掛けてからUターンし、洞窟の出口へ向う。そして浮上、さすがにサオリンが心配して途中までサポートに来てくれていた。「OK?」サインに頷いて返す。じっと視線をロープに固定してゆっくり浮上、そしてフロートに到着。さすがにこれは長かった。が、息は予想外に余裕あった。

そして1発OK!フっ当然だ。中川監督からも「迫真の演技」との評価をいただいた(マジで)。


<写真6>あの島には晴れ男がいるのだろうか。スコールの連発で撮影中断。さっきまで超暑かったのに急に身体が冷えてくる。

本来これで全カット終了だったのだが、監督&カメラマンが撮影中に閃いたカットをどうしても撮りたいということで、最後にもう1ダイブ。グルク崎近くのドロップオフへ移動。が、デカイ雲がかかってしまい、太陽待ち。っていうかスコール降ってきたし。しかも2回。1時間以上も船上でひたすら待ったが完全に雲は晴れず、やむをえず少し雲がかかった状態で撮影決行。これでホントの最後と気合を入れた。このドロップオフも下は40m近いのだが、透明度が良いため上からでも海底が見えていた。

このカットをもって本当に全編撮影終了。港に帰り着いてから記念撮影をしました。俺は僅か6日間、撮影は実質1日半だけだったのだが、疲れたぁ。最初から最後まで、1ヶ月半もやってた役者、スタッフはホント大変だっただろうね。でも仕事じゃなきゃ渡名喜島に1ヶ月滞在なんて絶対できないだろうし、いい経験だろうな。

最後のエクストラカットをプレビューで見せてもらったのだが・・・ドロップオフの豪快さがよく分る、足が竦むようなダイナミックなカット!これは必見。マジ早く完成品を観たい。



<写真7>村道1号線にだけ、夜は灯りが灯る。これなら迷わず西から東へ一直線。自分がこんな南の島の夜道を歩いてること自体、不思議な感じがする。

民宿で夕飯後、漁民センターで飲み。俺以外は、監督、カメラマン、他沖縄在住のスタッフ・・・オヤジ連中だな、俺も含めて。周囲ではスタッフが荷物をダンボールに詰めたりして、着々と片付けられて行く。ラム酒や島酒を呷って、カップラーメンも食べて、眠くなってきたところでおひらき。俺1人、徒歩で民宿「あがり浜」へ向う。唯一、灯りに照らされている村道1号線を西から東へ、この道なら迷わない。民宿のある島の東側、あがり浜へ出ると浜辺で何やら飲み会が。。。もう眠くて仕方なかったのだが、呼び止められたので喜んで仕方なく加わり、再度飲み。スタッフ・島民巻き込んでの飲み会で、全員かなり酔っ払ってた。もう宿に帰り着く頃にはグダグダ。いつ眠りに落ちたのかもわからず・・・。


6日目<8月5日>帰り


<写真8>出航の時間まで、島の中をテキトーに歩いてみる。

<写真9>・・・何もないので引き返す。

この日は帰るだけ。漁民センターもほぼ片付いており、閑散としていた。一抹の寂しさが。。。でもスタッフ陣は「やっと開放される」ってとこだろう。
フェリー出航まで少し時間があったので付近を散歩。強烈な日差しが振り注ぐ。島尻崎の展望台まで歩こうかと思ったが、予想外に長い道のりのようなので途中まで行って引き返した。
さて、いよいよ出航。俺はわずか2泊3日だったが、なんかずっと居た気がしてしまう。フェリーターミナルにも「ありがとう」の横断幕が。島の歴史始まって以来の大事件だったのかもね。


<写真10>撮影スタッフたちが続々と引き上げていく。

<写真11>渡名喜島のフェリーターミナル。

とまりんへ着くと、軽く一本締めをやって即解散。な〜んだか呆気ないね。まぁ俺にとっては特別な出来事だったけど、彼らにとっては毎度のことで特別な想いはないのかもしれないけど。それでも一本終わったんだからさぁ(笑)
帰りはミッチーのショップに寄らせてもらい、彼のプロ級の水中写真を見せてもらい、その後昼飯を食べて車で送ってもらいました。そして荷物の片付けもせずに爆睡。。。


6日間、俺自身の撮影は実質2日間だけだったが、今はやり切った充実感でいっぱい。丸々1ヶ月かかわっていたスタッフたちは、この比ではないだろう。公開は2009年らしいが早くスクリーンで観たくてたまらない。たとえ自分の顔は写ってないにしてもね。また機会があったらこういうのやってみたい。この映画が公開されたら、スタントマンのあまりのカッコよさに日本の映画界に衝撃が走ること間違いなし!!(・・・シーン)



※以下、ネットの映画紹介記事を勝手に転記。


長澤まさみ、FOX配給「群青」で本格的なラブシーンに挑戦!

女優の長澤まさみが、09年公開の主演作「群青」(中川陽介監督)で本格的ラブシーンに挑戦していることが分かった。沖縄の離島を舞台に、最愛の人を失ったヒロインの絶望と再生を描く本作は、中川監督の原案のもと、作家・宮木あや子がヒロインに長澤をイメージして書き下ろした同名小説(9月29日発売)が原作。共演は佐々木蔵之介(父親役)、福士誠治、良知真次ら。

長澤を起用した理由について、中川監督は「明るく元気で、沖縄の離島の宝物みたいな娘が悲劇的な事件以降、精神的にバランスを崩し、誰もが心を痛める危うい存在となる。この2つの顔を演じられる女優として長澤さんが一番だと思ったから」と説明。「涙そうそう」以来の沖縄ロケとなる長澤は、ナイーブな役柄で本格的なラブシーンにも挑戦、「人間の本能で感じられる映画だと思うので、皆さんも何か少しでも感じてもらえたら」と熱い想いを語っている。

最大の見どころは、愛する女性のため、海人(うみんちゅ)の男たちが命がけで水深20メートルの海底に素潜りするシーン。沖縄の青い海をシネマスコープサイズのフィルムでスケール感いっぱいに映し出すというから、「グラン・ブルー」(リュック・ベッソン監督)を彷彿とさせる作品に仕上がりそうだ。7月3日にクランクインした撮影は、今月5日にすでにクランクアップしているという。

配給は、「タイタニック」「スター・ウォーズ」で知られる洋画配給会社20世紀フォックス。邦画配給は「OUT」(02)以来だが、近年は、ワーナー・ブラザースやソニー・ピクチャーズも邦画配給を成功させていることから、同社はこれを機に本格参入を表明している。

「群青」日本公開は09年。同年2月のベルリン国際映画祭への出品を視野にも入れており、同社特有の国際的配給網を生かした世界配給を目指す。
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